産業保健コラム

河合 早苗


所属:

専門分野:精神医学(産業精神医学)

新任のご挨拶

2018年5月1日

 このたび、メンタルヘルス担当相談員として、勤務させていただくこと
になりました。皆様へのあいさつ文を、と依頼され、これまでの事を少し
さかのぼっていこうと思います。

 

 私は、岡山大学医学部を卒業後、しばらくして精神神経科に入局し、
主に病院、クリニックで臨床医として勤務をしておりました。その頃の
専門は、家族心理教育、という分野で、患者様本人だけでなく、ご家族や
周りの方に疾病の理解をしてもらい、対応の仕方などを変えることにより
治療効果につなげる、と言う内容でした。難しい医学用語など使わず、
いかに疾病について正しい情報をお伝えするか、という事が一番難しく、
時間をとられていましたが、この経験が、後に嘱託産業医の活動をするよ
うになった時役立つことになります。

 

 10数年前にふとしたきっかけで産業医の資格をとり、嘱託産業医として
の仕事も始めました。その頃から、外来で職域でのストレスにより不調に
なった方々が多くいらっしゃること、治療をしてもまた悪くなって戻って
こられる方も多いこと、一人復職するとまた次の方が・・と流れがとまら
ないことが大きな課題となり始めました。「治療」も大事、でもメンタル
領域でもやはり「予防」が一番大切なのでは?と強く思うようになり、
産業医としての活動に重きをおきたいと決意し、御縁あって京都工場保健
会に入職させていただきました。嘱託産業医として様々な業種の企業様を
訪問させていただき産業医の職務についても勉強させていただきました
安全衛生委員会で行う産業医講話を毎回作成することが結構ストレスでも
ありましたが、前段でもふれましたように昔、家族心理教育をやっていた
経験がここで役に立ってくれました。

 

 現在は、臨床医として京都駅前メンタルクリニックに2.5日勤務し、
その他は嘱託産業医、精神科相談員とし企業様と関わらせていただいて
おります。
 当センターでも微力ではありますが、何かお力になれればと思っており
ます。どうぞよろしくお願いいたします。

河合 早苗