健康情報"ほっと一息"

治療が必要になったときに知りたい情報 ⑰ハローワークの活用

  • 今月は治療と仕事の両立支援について、ハローワークと産保センターの役割の違いを整理したいと思います。

  • 産保センターは仕事を続けている労働者(患者)、つまり職場に在籍中の方が治療も仕事も引き続き続けるための支援をしています。

  • ハローワークは、新たに就職先を探そうとしている人への支援をしています。
    相談者の能力や適性、病状、治療状況などを考慮し、その人に合った仕事を紹介しています。

  • 例えば、こんな相談ですね。・自分の病状、体力に見合った仕事を見つけたい。・通院の必要はあるけど働きたい。・就職活動で企業に病気のことを伝えるべきか迷っている。

  • 仕事を辞めた人しか相談できないのでしょうか?

  • いいえ。在職中の人、例えば復職したけど体力的な問題などから転職を考えている人などの支援もしています。

  • 今の職場を退職する前に、「退職後の失業手当(雇用保険)の仕組み」など、ハローワークで教えてもらってから、本当に辞めた方がいいのかどうか考えることもできますね。

  • 辞めることのメリットやデメリットについても退職する前にアドバイスを貰うことをお勧めします。
    「退職前に相談しておけば、利用できる制度があったのに~」というケースもあるそうです。

  • ハローワーク内のどの窓口に行ったらよいのでしょう?

  • 京都府内ではハローワーク西陣と京都七条の2か所に専門の就職支援担当者「就職支援ナビゲーター」という方がいます。

  • がん治療中の方は下記の病院でハローワークの出張相談を利用することもできます(予約制)。・京都大学医学部附属病院 がん相談支援センター・京都府立医科大学附属病院 がん相談支援センター・京都桂病院 がん相談支援センター・京都市立病院 がん相談支援センター

  • まずは電話でお話を聞いてみると良いですね。

【相談先】
京都西陣公共職業安定所 職業相談第2部門(075-451-8641)
京都七条公共職業安定所 職業相談第3部門(075-341-5523)
 *「長期療養者の就職支援の件」とお伝えください。