健康情報"ほっと一息"

【新年度特別版】新副所長のご紹介

  • 昨年4月から「治療が必要になったときに知りたい情報」をテーマに連載してきましたが、今回は番外編で新副所長の紹介をさせていただきます。

  • 今年の4月から新副所長に着任しました清水です。宜しくお願いします。

  • 清水副所長と両立支援とのこれまでの関わりを教えてください。

  • 一昨年に労働局健康安全課におり、京都府地域両立支援推進チームの事務局も担当していました。

  • 両立支援推進チームとは?

  • 両立支援の取組みの連携を図り、病気を抱える労働者が活躍できる環境を整備することを目的として、京都府内の両立支援を推進する関係者(国・京都府・京都市・医療機関・関係団体等)で構成するチームです。

  • オール京都ですね。

  • はい。京都産保のホームページにも、オール京都のリーフレット(事業者用・労働者用)をリンクしています。
    (京都府地域両立支援推進チーム https://www.kyotos.johas.go.jp/ryoritsu#ryoritsu10)。

  • 両立支援についてのお考えをお聞かせください。

  • 少子高齢化による労働力人口の減少、労働力の高齢化が避けられない社会となっています。また、診断技術や治療方法など、医療は目覚ましく進歩しています。
    一昔前の「病気=働けない」という時代ではありません。
    従業員に、治療も続けてもらいながら活躍の場を与え、暮らしを支える、というのも事業場として1つの社会貢献になります。

  • 何をすればよいでしょう?

  • 「病気に罹る」という出来事は、いつでもどの事業場でも起こりうることなので、何か起こる前に、環境を整備しておくことが大事です。

  • 両立支援制度の導入ですね。

  • 具体的には、休暇制度や勤務制度について、各事業場の実情に応じて検討、導入し、治療のための配慮ができるとよいです。

  • 時間単位の年次有給休暇や病気休暇、時差出勤制度、短時間勤務制度、などですね。

  • はい。両立支援制度の導入は、従業員にとっては、制度をうまく利用して治療を続けられる、事業場にとっては、大事な従業員の離職を防ぎ、安心感やモチベーション維持にも繋がり、企業活動の活性化にも繋がる、という労使ともにメリットがある取組みです。

  • ありがとうございます。産保センターの両立支援事業を盛り上げていくために、これから宜しくお願いいたします。

【参考資料】
厚生労働省 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン(令和3年3月改訂版)