バックナンバー

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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 243号 2021/10/1

        発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
        ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp
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      当センター主催 産業医研修会ついて

     10/ 1~10/15研修会  開催中止

     10/16~10/31研修会 10月4日(月)午前~受付開始(予定)

〇座席数の関係上、産業医以外の方の参加はお断りさせていただきます。また、単位の更新期限が近い方を優先してご案内する場合がございます。

〇キャンセル待ちについて、一定数以上となりましたらお断りさせていただきます。

〇欠席される場合は必ず事前にご連絡をお願いします。無断で欠席された場合、次回の参加申込をお断りさせていただくことがございます。

〇研修会が中止となった場合、電話でのご連絡は行いません。ホームページへの掲載、メールまたはFAXによるご連絡のみとさせていただきますのでご了承願います。

〇京都府在住、または在勤以外の方の参加はご遠慮願います。

 ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解、ご了承のほどよろしく

お願い申し上げます。

     
 *日本医師会の産業医情報(資格更新の特例措置、研修会等)
   → http://jmaqc.jp/sang/index.php

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      産業保健スタッフ研修会(Web開催)のご案内

「嘱託産業医が看護職(衛生管理者を含む)にお願いしたいこと」
   日時:令和3年10月7日(木) 14:00~16:00
   定員:20名
   講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 坂田 晃一

「メンタル不調者の職場復帰~リワーク支援の活用~」
   日時:令和3年10月19日(火) 14:00~16:00
   定員:8名
   講師:京都障害者職業センター 主任障害者職業カウンセラー
      新谷 正樹 氏

お申込み: https://www.kyotos.johas.go.jp/training#training02
     ※日医認定産業医の単位は付与されません。

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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇

1) 令和3年度両立支援コーディネーター基礎研修のご案内
2)「第12回勤労者医療フォーラム 両立支援推進のために-今からできる
  こと-」開催のご案内
3) 厚生労働省 企業向け新型コロナウイルスに関するQ&A

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◇ 新任のご挨拶  ◇
     産業保健相談員(産業医学) 安野 博樹

9月1日より産業医学相談員を務めさせて頂く安野 博樹(やすの ひろき)と申します。平成6年兵庫医科大学を卒業後、同大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室に入局、宝塚市立病院耳鼻咽喉科医長等を経まして、平成23年、中京区で父の医院を継ぎ、院長に就任いたしました。研究歴としては、大学院時代に嗅覚再生を研究しておりました。現在、京都府耳鼻咽喉科医会で学術担当理事を務めさせて頂いております。

産業医としては、平成11年に取得いたしまして、関西の小規模事業所、とりわけ大阪南部のいわゆる「町工場」を主に巡回させて頂いておりました。「メンタルヘルス」と叫ばれている前の時代でしょうか。

産業医学の中で耳鼻咽喉科領域に特化いたしますと、一番は騒音性難聴でしょうか。ある一定以上の騒音下で就労されているにもかかわらず、耳栓やイヤーマフを装着されていない、あるいは、用意すらないことも多々あります。一度発症すると難聴・耳鳴等の後遺症を残しやすい疾患です。他では、ストレスなどによるめまい、大きな声を出す環境での嗄声、空気のよくない環境下でのアレルギー性鼻炎の悪化等々。

最近は自院に専念し、産業医として休眠状態でしたが、これからは微力ながらご協力させて頂きたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

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◇ 歯科医療、これからの方針などについて  ◇
    産業保健相談員(産業医学) 吉川 洋史

 令和3年6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)に『全身との関連性を含む口腔の健康の重要性に係るエビデンスの国民への適切な情報提供、生涯を通じた切れ目のない歯科健診、オーラルフレイル*1対策・疾病の重症化予防にもつながる歯科医師、歯科衛生士による歯科口腔保健の充実、歯科医療専門職間、医科歯科、介護、障害福祉機関等との連携を推進し、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、飛沫感染等の防止を含め歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。今後、要介護高齢者等の受診困難者の増加を視野に入れた歯科におけるICTの活用を推進する。』と掲載され、歯科界が目指す「歯科医療と口腔健康管理の充実により、国民の健康寿命の延伸をはかり、働き手や支え手を増やす」との方向性を国と共有出来た形となりました。

 具体的には「フレイルサイクル」への転落を防ぐきっかけとして、前段階である「オーラルフレイル」への対応が極めて重要と明らかにされてきています。国民の認知を高めるためオーラルフレイルを啓発しつつ、その入り口となる口の健康意識の低下を防ぐため、職域での口の健康教育が果たす役割は大きいと思われます。またコロナ禍においても感染防御対策の効果やコストも検証しつつ「感染防止に有効な口腔健康管理の推進」が重要と認められた形になりました。

 また産業歯科分野についても、令和2年12月に労働安全衛生規則第48条の徹底の通達が出され、酸等の取り扱い業務のある事業場の歯科特殊健康診断の実施率が低いことが指摘されました。この件につきまして、歯科界も受け入れ態勢やシステムが万全とは言えない状態であったことを反省し、現在、京都府歯科医師会では歯科特殊健康診断の受け入れ態勢の再整備、健診を行う歯科医師の質の担保などを行い、簡単、確実かつ潤滑に検診が行えるようなシステムを構築しているところであります。

 トータルヘルスケアプランの基本を見直しつつ、高齢化社会、コロナ禍によって変化していく情勢に対応し、働く人々が健康に安心して働ける環境づくりに貢献していきたいと考えております。歯科相談、また特殊健診などにつきましてご意見などございましたらセンターに連絡いただけたらと思います。

*1「オーラルフレイル」
  口に関する“ささいな衰え”が軽視されないように、口の機能低下、
  食べる機能の障害、さらには、心身の機能低下までつながる“負の
  連鎖”に警鐘をならした概念。

   詳しくは(日本歯科医師会HP)
   → https://www.jda.or.jp/pdf/oral_flail_leaflet_web.pdf

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◇ 続・なんとかの手習い◇
    メンタルヘルス対策促進員  勝見 九重

 忙しい時以外は、休まずジャズピアノのレッスンに通っております。

前回の原稿を書かせていただいてから、実はピアノのタッチを教えてくださった先生の都合が悪くなり、新しい先生に替わりました。少し不安だったのですが、元々エレクトーン講師もされていたとのことで、昔話に花が咲いてしまい盛り上がりました。

 先日、調子に乗って発表会に出ました。これも自分が出演した最後の発表会は確か10代の時なので、これまた 、うん10年経っております。

ライブだったり、人前で歌うことはそこまで緊張しないのですが、ピアノはやはり緊張いたしました。今回はプロのドラムとベースでのアンサンブルで、一旦弾き始めると気持ちよく弾けたので、ほっとしています。

その上、使わせていただいたグランドピアノは、ベーゼルドルファー製で、2000万円の代物!そんな高いものとは知らずに気楽に「弾きやすいわー」と思っていました(笑)。また、来年も発表会があれば出演してみたいです。

 これからのピアノの課題はピアノの音が小さいこと。やはりタッチが弱いので、音が小さくなり、F(フォルテ)とP(ピアノ)の差があまりつけられないのです。克服するにはカノンの練習しかないですね、と先生から言われて尻すごみしています・・。

 さて、セルフケアの中で、3つのポイントの1つであるストレスに対処することが大切ですが、私のピアノはまさにストレス解消になっています。ま、弾けない曲があると逆にストレスも溜まりますが、楽譜とにらめっこしながらの練習は集中できて楽しいです。

 最近は、お気に入りの「藤井風」さんの楽譜を買って、必死で練習しております。これはジャズではありませんが、弾き語りの練習もしていてカラオケの代わりになっています。そういえば、ピアノを弾くことは認知症予防にも有効だとか。ますます練習に熱が入りそうです。

 あとは暑さを理由に止まっているウォーキング&ランニングも再開できたらと思っています。

天高く馬肥ゆる秋、食欲だけに走らないように体も動かさなければ。

コロナ禍の中ですが、皆さまも秋晴れの日には近場で少しだけ体を動かしてみませんか。

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◇ 令和3年度両立支援コーディネーター基礎研修開催のご案内 ◇

 9月27日(月)より第5回~第7回開催分受付開始しました。
 オンライン形式(動画配信研修+WEBライブ講習)での開催です。
 応募者多数の場合は抽選のもと、受講決定とさせていただきます。
 → https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/1968/Default.aspx

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◇ メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇

 メンタルヘルス対策促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。

 ・管理監督者教育への講師派遣
 ・若年労働者教育への講師派遣
 ・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
 ・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
 ・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に関する支援

 詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/mental
 お申込→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2019/06/mental-s.pdf

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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇

当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に
取り組む事業場の方からの相談に応じています。
https://www.kyotos.johas.go.jp/ryoritsu

*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
 ・京都大学医学部附属病院  毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
 ・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
 ・宇治徳洲会病院      随時
 ・市立福知山市民病院    随時
 ・京都市立病院       随時
 ・京都医療センター     随時
 ・京都第一赤十字病院    随時
 ・京都岡本記念病院     随時
 ・京都第二赤十字病院    随時
 ・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター  随時

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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/about
◆相談のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/consultation
◆研修・セミナーのご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/training
◆図書・教材のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/material
◆産業保健新着情報◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/archives/news
◆メールマガジン(バックナンバー)◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/mailmagazine/back-number
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発 行 人 :松井 道宣   編 集 人 :清水 和義
編集協力:産業保健相談員・メンタルヘルス対策促進員・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp