バックナンバー

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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 229号 2020/8/3

        発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
        ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp
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        当センター主催 産業保健研修会について

新型コロナウイルス感染症の感染増加傾向を考慮し、研修会の申込受付を
下記の通り変更いたします。

     9/ 1~9/15開催研修会  8月 3日(月)受付開始
     9/16~9/30開催研修会  8月20日(木)受付開始
     10月以降開催研修会   未定
     お申込 → https://www.kyotos.johas.go.jp/training

 感染状況等により、受付開始日の変更、研修の中止をさせていただく
ことがございます。中止になった場合、電話でのご連絡はいたしません。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解、ご了承のほどお願い申し上げます
す。

※当センターが実施する「産業医研修会」について、付与できる単位は「生涯研修」のみとなります。
「基礎研修」を受講される方は、日本医師会の研修会情報をご覧ください。
http://jmaqc.jp/sang/designated_training/index.php?start=50

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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇
1)職場における熱中症予防対策(「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」)
2)新型コロナウイルス感染症の消毒・除菌方法について
3) 保健衛生業および陸上貨物運送事業に 対する腰痛予防対策講習会のご案内
4) 厚生労働省 企業向け 新型コロナウイルスに関するQ&A
5)厚生労働省 労働者向け 新型コロナウイルスに関するQ&A
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厚生労働省
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000642298.pdf

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◇ コロナが教えてくれたこと ~ソーシャルディスタンス考~ ◇
    産業保健相談員(メンタルヘルス・医学)  河合 早苗

自粛生活の中、多くの企業が在宅勤務を開始した。自粛後も自衛手段として‘新しい生活様式’が提案され、在宅勤務を続ける所も少なくない。
嘱託産業医の仕事もZoom、Skype等を使った活動となった。この歳になると何やらおさまりが悪い。反応が直に来ないことに対してのストレスを感じていたが、慣れてくると逆に通勤しなくてもいい、着替えなくてもいい(映る上半身はきちんと着替える)とメリットを感じていた。

社員さんの中にも在宅で活き活きとしている方も多い。いつも緊張している人も自分のテリトリーにいるせいか、画面の中で笑顔が多く、リラックスしていることがわかる。
「在宅っていいですね。通勤もないし、気を遣わなくてもいい。愛想笑いもしなくていいし自分のペースで仕事ができて効率がいいと思う」ソーシャルディスタンスがとれることでストレスが軽減している人たち。

実際に企業でも在宅勤務を実施した結果、生産性が上がると判断し在宅中心でと働き方を見直すことになった所もある。出社する人数が減ればフロアも小さくできる、固定費が削減できるなどのメリットもあるだろう。
一方で在宅勤務に慣れない人達も。家では集中できない、相談しにくい、顔が見えないと会議にならない等。人との距離感が遠くなることでストレスを感じる人たち。

いずれの人たちも今後コロナと共存する生活で少なからずストレスを感じ、体調を崩す人が出てくるだろう。
在宅に慣れた人が出勤を再開したら?元々嫌だと思っていた職場にまた行かないといけない、これまでは仕事の仕方は選択肢がなかったが、在宅勤務というツールを手に入れたことにより我慢できなくなってしまう人も出てくるのでは?
逆に在宅を続けることで人との繋がりを感じられず孤独感を抱く人もいるだろう。

筆者は出不精。自粛生活はストレスなく受け入れているが、クリニックでの診療は普段通りだった。危険を感じつつ、いつもの距離感で人と触れ合う時間もあったからバランスがとれていたのかもしれない。
人との距離感というのは常にストレスの元、とコロナが再度教えてくれた気がする。

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◇ なんとかの手習い  ◇
    メンタルヘルス対策促進員  勝見 九重

 昨年12月からジャズピアノを習い始めました。何を今頃…と思うかもしれませんが、実は私の社会人職歴の最初の職業はヤマハエレクトーン講師。一応、音楽でご飯を食べさせていただいておりました(最初の何年かはまったく食べられませんでしたが)。
 担当するコースによりピアノを弾くことも増えてきました。「ピアノが下手」なのに生徒さんの前で弾くのは実は辛かったのです。

 講師採用試験のために20歳から始めたピアノ。もちろんクラシックです。5歳からエレクトーンは続けていたけれど、ピアノは全く初めて。同じ鍵盤楽器ですが、まったく違う楽器なのです。最初は鍵盤が重くてまったく弾けませんでした。頭の中ではピアノの美しい音色が鳴っているのですが、実際の音はひどい限り。ピアノの前に座るだけで、肩に力が入って緊張する⇒弾くのが下手⇒やっぱりダメだ⇒緊張する…悪いループにはまっておりました。もう「ピアノが下手」なことがトラウマになってしまいました。
 でもいつか大好きなJAZZの曲をかっこよく弾き語りしたり、バリバリにアドリブが弾ける自分になりたい夢は忘れていなかったのでした。

 何となくピアノ教室とかピアニストの先生を探していたのですが、ふと目に留まった先生がいて、思い切って始めてみることにしました。まさに「なんとかの手習い」。
最初のレッスンではものすごく緊張して大失敗。「何か弾いてください、なんでもいいですよ」との言葉に一応練習していた弾き語りの曲を弾き始めたのはいいけれど、手は震えるし間違えるし、歌と曲のバランスは悪いし…。恥ずかしいものでした。
大丈夫かしら、と冷や汗をかきましたが、先生が教えてくださったのは「ピアノの弾き方」つまり「ピアノのタッチ」でした。
 目から鱗でした。ピアノが下手だったのはこの「タッチ」のせいだと分かったからです。何十年も悩み続けたことが1度のレッスンで解消されるなんて・・・。とはいうものの、まだまだうまく弾けませんが、できた時は本当にうれしいものです。

 やっとレッスンに慣れたころ、コロナ禍で音楽教室自体が3月から5月まで休業になりました。6月から再開されて今も通っております。久しぶりのレッスンは宿題も出るし、練習もままならないこともありますが、愛する音楽に触れられる機会を得て、楽しく続けております。NO MUSIC NO LIFE。

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◇ 相談窓口(面談)をご利用の皆さまへ◇

 現在、新型コロナウィルスを含む感染症対策を実施しています。
 相談窓口(面談)では、発熱やせきなどの症状のある方及び感染者との
接触があった方は感染を予防するため来所による相談は控えていただき
ますようお願いしますまた感染症対策の基本である手洗いアルコール
消毒」や「マスクの着用(マスク持参)を含む咳エチケット」にご協力を
お願いします。

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◇ メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇
メンタルヘルス対策促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。

 ・管理監督者教育への講師派遣
 ・若年労働者教育への講師派遣
 ・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
 ・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
 ・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に関する支援

 詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/mental
 お申込→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2019/06/mental-s.pdf

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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇

当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に
取り組む事業場の方からの相談に応じています。
https://www.kyotos.johas.go.jp/ryoritsu

*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
 ・京都大学医学部附属病院  8月は随時に変更しております。
 ・京都府立医科大学附属病院 8月は随時に変更しております。
 ・宇治徳洲会病院      随時
 ・市立福知山市民病院    随時
 ・京都市立病院       随時
 ・京都医療センター     随時
 ・京都第一赤十字病院    随時
 ・京都岡本記念病院     随時
 ・京都第二赤十字病院    随時
 ・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター  随時

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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/about
◆相談のご案内◆
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◆図書・教材のご案内◆
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◆産業保健新着情報◆
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メールマガジン配信のお申込み、お断り、お問い合せ、ご質問等は
京都産業保健総合支援センターまで
○MAIL:info@kyotos.johas.go.jp
○TEL :075-212-2600 FAX : 075-212-2700
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発 行 人 :松井 道宣   編 集 人 :古澤 稔正
編集協力 :産業保健相談員・メンタルヘルス対策促進員・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp