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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 311号 2025/12/15
              発行/配信:京都産業保健総合支援センター
                https://www.kyotos.johas.go.jp
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        当センター主催 産業医研修会ついて
      
      12月~1月開催研修会  受付中
      2月~ 3月開催研修会  12/19(金)午前受付開始予定

  2025年4月以降実施の日医認定産業医研修会受講の単位管理等は、
  日本医師会会員情報システム【MAMIS】に移行されました。
  【MAMIS】マイページ登録を完了いただくようお願いいたします。
  非会員の方も登録が必要です。

   *セミナー・研修の詳細・お申込み
     https://www.kyotos.johas.go.jp/training-new

   *日本医師会産業医部会連絡協議会
     https://www.sangyo-doctors.gr.jp/Notice
     ・MAMIS稼働に当たっての留意点
     ・4月1日以降開催の認定研修会単位の閲覧について
     ・コロナ特例の終了について(2028年3月末)

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◆ 副所長のひとりごと ◆

 『グリルに消毒用アルコールを継ぎ足し炎上、焼き肉店で二人やけど』少し前のことですが、事故のニュースに目が止まりました。
 客からグリルの火が弱いとの申出があり、20代の女性労働者がグリルに消毒用アルコールを継ぎ足したところ炎上し、それが女性労働者の衣服に燃え移り、腕や足に大きな火傷を負った(客は軽傷)というものです。なお、その店では日常的に消毒用アルコールを燃料として使用していたとのことです。

 このような事故は類似のものを含め、これまでにも多発しており、危険な行為であることを認識している方は多いと思われますが、事故は繰り返されています。これが本来労働者の安全を確保すべき職場で業務として行われていたことは残念でなりません。

 特に負傷された方は若い女性ですので、火傷の痛みとともに、耐え難い精神的ダメージを受けているのではないかと心配になります(家族のダメージも大きいと思います)。男だから平気ということはありませんが、ひと昔前まで、やけどや傷跡の障害等級が女性の方が重かった(今は男女同じ)ことを考えると、女性の方が美醜に敏感なのは今も変わりません。

 労働災害で負傷した労働者が、その後、精神障害を発症する例は少なくありません。特にひどい負傷の場合、精神障害の発症リスクは高くなります。不幸にも労働者は一度の労働災害で二度被災してしまうことになります。

 今回事故に遭われた女性労働者が精神障害を発症したかどうかは定かではありませんが、二度目の被災を防ぐためには労働者の心のケアが重要となります。この事故の場合、事業者は労働災害を発生させた責任(安衛則第256条違反かも)があります。労働災害を発生させた事業者として、二度目の被災を防ぐために適切な対応を行っていることを願うばかりです。

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◆ 産業保健研修会のご案内 ◆

■はじめてのナッジ
 日時:令和8年1月14日(水) 14:00~16:00
 講師:関西労災病院治療就労両立支援センター
    保健師 老谷るり子 氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室A (東館2階)

■カスタマーハラスメントから職場を守るために
 日時:令和8年1月16日(金) 14:00~16:00
 講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 加藤ゆみ
 会場:アーバネックス御池ビル会議室A (東館2階)

■交流分析組織理論 ―ストレスチェック結果を分析する視点―
 日時:令和8年1月27日(火) 14:00~16:00
 講師:(株)ホリスティックコミュニケーション
    代表取締役 豊田直子 氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室A (東館2階)

■腰痛予防対策(再発予防、重症化予防も含めた対策)
 日時:令和8年2月17日(火) 14:00~16:00
 講師:関西労災病院 主任理学療法士 野間健 氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室A (東館2階)

■協会けんぽを知ろう③~保健事業について~≪Web研修≫
 日時:令和8年2月18日(水) 14:00~15:00
 講師:協会けんぽ京都支部 保健グループ

☆近日募集開始予定研修会のご案内☆彡

□ハラスメントが及ぼす影響と最近の動向 ≪Web研修≫
 日時:令和8年2月16日(月) 14:00~15:00
 講師:京都働き方改革推進センター 石倉弘一氏

□健康経営の本質を考える ~優良法人認定を超えた真の取り組みとは
 日時:令和8年3月3日(火) 14:00~17:00
 講師:特定非営利活動法人健康経営研究会 理事長 岡田邦夫氏
 事例:(株)GSユアサ 人事部
 発表 (株)SCREENホールディングス サスティビリティ戦略本部
 会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)

□ハラスメントの事後対応と防止の取組み ≪Web研修≫
 日時:令和8年3月16日(月) 14:00~15:00
 講師:京都働き方改革推進センター 石倉弘一氏

※全て参加費:無料  
※日医認定産業医の単位は付与されません。
詳細・お申込: https://www.kyotos.johas.go.jp/training#training02

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◆ 令和7年度 両立支援コーディネーター基礎研修 ◆

第6回・第7回(今年度最終)の申込受付は12月19日(金)17時まで!!

オンライン形式(動画配信研修+WEBライブ講習)での開催です。
応募者多数の場合は厳正なる抽選のもと、受講者を決定いたします。
https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx

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◆ 両立支援コーディネーター基礎研修を受講された皆様へ ◆

 メールアドレス、ご所属先など登録情報の変更がございましたら
 以下のアドレス宛てにお知らせください。

       労働者健康安全機構勤労者医療課 
       両立支援コーディネーター研修事務局
       E-mail:co-ryoritu@m.johas.go.jp

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◆ 2025年度 治療と仕事の両立支援シンポジウムのご案内 ◆

 2026年4月1日努力義務化!
 治療と仕事の両立支援 ~中小企業における取組のヒント~

 基調講演:治療と仕事の両立支援を行う際の流れや医療機関との
      連携の重要性について
      がん研究会有明病院 升田茉莉子 氏
 事例発表:両立支援のための休暇制度について
      両立支援に関する意識啓発について
      相談窓口等の明確化、体制整備について
      産業保健総合支援センターについて

 2025年12月24日(水)からオンライン配信予定
 詳細:https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/symposium/

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     治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)

 当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に取り組む事業場の方からの相談に応じています。
  →https://www.kyotos.johas.go.jp/ryoritsu

*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
  ・京都大学医学部附属病院  毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
  ・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
  ・京都市立病院       毎月第1金曜日(11:00~12:00)
  ・京都第二赤十字病院    随時
  ・京都第一赤十字病院    随時
  ・京都桂病院        随時
  ・京都医療センター     随時
  ・洛和会音羽病院      随時
  ・宇治徳洲会病院      随時
  ・京都山城総合医療センター 随時
  ・京都岡本記念病院     随時
  ・市立福知山市民病院    随時
  ・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時

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     メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)

  促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。
   ・管理監督者教育への講師派遣
   ・若年労働者教育への講師派遣
   ・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
   ・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
   ・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に
    関する支援
    詳 細→https://www.kyotos.johas.go.jp/mental

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   健康保持増進のための職場訪問支援サービスついて(無料)

 仕事中の「転倒災害」や「腰痛」等の労働災害に向けて、産業保健相談員が事業場を訪問して健康測定・チエック、社内セミナーの実施や実技指 導、運動アドバイス等を行います。
 健康で安心して働ける職場環境の形成を支援するという産業保健の観点から、理学療法士の相談員による「運動指導等を通じた労働者の健康保持 増進のための支援」を実施することとなりました。ぜひご利用ください。

詳細→https://www.kyotos.johas.go.jp/health-work-support-visit

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発行人:所長 松井 道宣 編集人:副所長 田中 巧
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp
TEL: 075-212-2600  FAX: 075-212-2700