バックナンバー

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京都産業保健総合支援センター メールマガジン308号 2025/11/4

       発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
       ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp
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        当センター主催 産業医研修会ついて

     11月開催研修会     受付中
     12月~ 1月開催研修会  11/7(金)午前受付開始予定

 2025年4月以降実施の日医認定産業医研修会受講の単位管理等は、
 日本医師会会員情報システム【MAMIS】に移行されました。
 【MAMIS】マイページ登録を完了いただくようお願いいたします。
 非会員の方も登録が必要です。

  *日本医師会産業医部会連絡協議会
   https://www.sangyo-doctors.gr.jp/Notice
   ・MAMIS稼働に当たっての留意点
   ・4月1日以降開催の認定研修会単位の閲覧について
   ・コロナ特例の終了について(2028年3月末)

  *セミナー・研修の詳細・お申込み
   https://www.kyotos.johas.go.jp/training-new

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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇

1)京都府「令和7年度 働く人のゲートキーパー研修(自殺予防対応力向上
  研修)」のご案内
2)厚生労働省「2025年度 治療と仕事の両立支援 シンポジウム」のご案内
3)「令和7年度 管理職・医療スタッフ向け 働く人の過労死防止・自殺予防
  研修」のご案内

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◇ 騒音性難聴について? ◇
    産業保健相談員(産業医学)  安野 博樹

 産業医学と耳鼻咽喉科において最も関連があるうちの1つが騒音性難聴です。騒音下での職業など、長期間騒音に暴露され徐々に進行する難聴を騒音性難聴と定義し、主に爆発音やライブ会場などで大音響にさらされることなどによって起こる急性の難聴を音響外傷と言います。

 騒音性難聴は、凡そ85dB以上の騒音に1日8時間以上曝露される期間が長期間続くと発症するとされています。85dBとはだいたい地下鉄の車内、救急車のサイレン(直近)、パチンコ店内(約90dB)などの音の大きさです。
 騒音性難聴の初期症状は耳鳴、耳閉感などで、難聴を自覚する人は多くありません。難聴を自覚するのは騒音性難聴が進行してからの場合が多いです。その原因として、騒音性難聴の「難聴パターン」に特徴があり、聴力検査にて4000Hz~6000Hzという高音域での難聴が先行し、そのまま騒音暴露され続けると、次第に低音域である会話域に難聴が浸潤していきます。一般的な日常会話はだいたい500Hz~2,000Hzです(Hzの数値が低いほど低音、高いほど高音)。

 治療に関しては、騒音によりダメージを受けた聞こえをつかさどる「有毛細胞」を元にもどす有効な治療方法はありません。そのため騒音性難聴では進行予防を目的とした適切な管理が重視されます。
 85db以上の音は騒音性難聴発症のリスクとなるため、予防策として耳栓を使用する、騒音の生じる環境を少しでも改善する、騒音環境下での就労時間短縮化などがあげられます。また聴力検査を定期的に実施して、症状の進行度合を確認することも必要です。

 近年いわゆる町工場でも作業工程のオートマティック化で以前と比較し作業員が騒音に暴露される機会が減っていることや、雇用側が「騒音性難聴防止のためのガイドライン」の遵守徹底していることにより、職業性の騒音性難聴は減少傾向にあります。そのガイドラインに令和5年4月に改訂が入りました。雇入時等健康診断において聴力検査で6000Hzの検査の施行と、定期健康診断では、選別聴力検査1,000Hzについては30dB、4,000Hzについては25dB及び30dB の音圧での検査を行うことになっております。
 また、騒音性難聴は職業病として労災認定の対象となります。労災の申請は退職後になり、退職後5年経つと時効になるのでご注意ください。

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◇ 健康長寿を目指して ◇
    メンタルヘルス対策・両立支援促進員  金丸 京子

 今年の暑さは、例年にも増して猛暑日が毎日のように続き、大変暑かったかと思います。私自身の肌感覚では、5月から既に暑く、それからずっと蒸し暑い日々を過ごしてきたように感じます。ようやく9月に入り、日中はまだまだ熱中症危険ラインではありましたが、朝晩は少し風が出たりひんやり感を感じることもでき、秋がようやく少しずつやってきたように思いました。そして10月下旬から、やっと秋らしい季節を感じられるようになりました。

 毎年8月の終わり頃、いわゆる夏バテのため、時には点滴をしてもらっていた私ですが、今年はこの猛暑なのに夏バテとはならず、乗り切ることができました。それどころか、良し悪しは別として、むしろ体重は少し増えました。「どうしてなのだろう?」と自分なりに考えましたところ、「まずは朝食をゆっくりと時間をかけて食べているからではないか?」と気づきました。仕事の関係で、朝が早いという時以外は、朝食にこそむしろたんぱく質を意識しながら、洋食ではハムエッグ等の他、野菜やヨーグルト、時にはフルーツも取り入れ、和食の場合は、お味噌汁や納豆、卵焼き、海苔等をいただくようにしています。以前の、時間に追われてただただ空腹を満たすためだけの食事から、夕食は軽めに、朝食と昼食を沢山しっかりいただくというスタイルに替えてから、「健康長寿」で大切な「快食・快眠・快便」になったように感じます。

 農林水産省のHPでは、「食育の推進」→「子どもの食育」→「確かめよう自分の一日」→「朝がイチバン」でわかりやすく朝食の大切さが紹介されています。又、「朝食を食べるとどんないいことがあるの」という内容のパンフレットでも、以下のように紹介されています。
・朝食を食べる習慣は、食事の栄養バランスと関係しています。
・朝食を食べる習慣は、生活リズムと関係しています。
・朝食を食べる習慣は、心の健康と関係しています。
・朝食を食べる習慣は、学力・学習習慣や体力と関係しています。

 これからもこの良き習慣をできるだけ続けて、「健康長寿」を目指したいと思います。

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◇ 産業保健スタッフ研修会のご案内 ◇

■産業現場で求められる糖尿病対策(重症化予防から両立支援)
 ~知っておきたい最新の知見と治療について~
 日時:令和7年11月13日(木) 14:00~16:00
 講師:なかじまちあき内科クリニック 院長 中嶋千晶氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)

■≪Web研修≫協会けんぽを知ろう ②
 ~協会けんぽの健康宣言、企業における健康づくりサポートについて
 日時:令和7年11月18日(火) 14:00~15:00

 講師:協会けんぽ京都支部

■≪Web研修≫京都障害者職業センターの企業向け支援内容について
 日時:令和7年12月11日(木) 14:00~15:00
 講師:京都障害者職業センター 主任障害者職業カウンセラー 川瀬雅嗣氏

■はじめてのナッジ
 日時:令和8年1月14日(水) 14:00~16:00
 講師:関西労災病院 治療就労両立支援センター 保健師 老谷るり子氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)

■カスタマーハラスメントから職場を守るために
 日時:令和8年1月16日(金) 14:00~16:00
 講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 加藤ゆみ
 会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)

■交流分析組織理論―ストレスチェック結果を分析する視点―
 日時:令和8年1月27日(火) 14:00~16:00
 講師:(株)ホリスティックコミュニケーション 豊田直子氏
 会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)

参加費:無料
お申込・詳細 https://www.kyotos.johas.go.jp/training#training02
       ※日医認定産業医の単位は付与されません。

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◇ 労災疾病等医学研究「高血圧性心疾患」について ◇

 近年、心不全患者が急増していますが、その原因は多岐にわたります。高血圧が原因の心不全では、心収縮能は保たれているにもかかわらず拡張機能が低下する例と、極端に心機能が低下する例が認められています。
 令和6年度から開始した研究「左室駆出率が低下した心不全を呈する高血圧性心疾患に関連するバイオマーカーの同定と早期診断・治療戦略の開発」では、心不全を発症した高血圧患者において、特定の遺伝子が心機能低下に関与するかを検討しています。
 将来的に心機能の低下が予測される高血圧患者を同定することで重症心不全発症予防に寄与できる可能性があります。
 本研究により、現時点では明らかでない高血圧の心筋線維化に及ぼす分子メカニズムが解明できれば、発症予測アルゴリズムの構築、新薬の開発など、さまざまな臨床応用に道を開くことができます。高血圧を指摘される勤労年代において遺伝子レベルでの解析が進むことで、より早期からの治療介入が可能となり将来的に心機能が低下して発症する心不全のリスクを低減することが期待されます。

本研究詳細については以下URLからご覧ください。
https://www.johas.go.jp/kenkyu/rosaisippei13bunya/tabid/2538/Default.aspx

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◇ 令和7年度 両立支援コーディネーター基礎研修 ◇

 今年度の日程が公表されています。

 オンライン形式(動画配信研修+WEBライブ講習)での開催です。
 応募者多数の場合は厳正なる抽選のもと、受講者を決定いたします。
 ≪詳細≫
 https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx

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◇ 両立支援コーディネーター基礎研修を受講された皆様へ ◇

  メールアドレス、ご所属先など登録情報の変更がございましたら
  以下のアドレス宛てにご連絡ください。

      労働者健康安全機構勤労者医療課
      両立支援コーディネーター養成研修事務局
      E-mail: co-ryoritu@m.johas.go.jp

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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇

当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に取り組む事業場の方からの相談に応じています。
  → https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu

*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
  ・京都大学医学部附属病院  毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
  ・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
  ・京都市立病院       毎月第1金曜日(11:00~12:00)
  ・京都第二赤十字病院    随時
  ・京都第一赤十字病院    随時
  ・京都桂病院        随時
  ・京都医療センター     随時
  ・洛和会音羽病院      随時
  ・宇治徳洲会病院      随時
  ・京都山城総合医療センター 随時
  ・京都岡本記念病院     随時
  ・市立福知山市民病院    随時
  ・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時

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◇メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇

  促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。

   ・管理監督者教育への講師派遣
   ・若年労働者教育への講師派遣
   ・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
   ・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
   ・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に
    関する支援
   詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental

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◇健康保持増進のための職場訪問支援サービスついて(無料)◇

 仕事中の「転倒災害」や「腰痛」等の労働災害に向けて、産業保健相談
員が事業場を訪問して健康測定・チエック、社内セミナーの実施や実技指
導、運動アドバイス等を行います。
 健康で安心して働ける職場環境の形成を支援するという産業保健の観点
から、理学療法士の相談員による「運動指導等を通じた労働者の健康保持
増進のための支援」を実施することとなりました。ぜひご利用ください。

詳細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/health-work-support-visit

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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/about
◆相談のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/consultation
◆研修・セミナーのご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training-new
◆図書・教材のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/archives/news
◆メールマガジン(バックナンバー)◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mailmagazine/back-number

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 TEL: 075-212-2600 FAX: 075-212-2700

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発 行 人 :松井 道宣  編 集 人 :田中 巧
編集協力 :産業保健相談員 メンタルヘルス対策・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター